2013年4月29日月曜日

近藤勇の首が眠るとされる高国寺さん。

2013.4.29 (月)


昨年の初冬に米沢日報の記事を見つけてから
ずっと行きたい 行きたい と
願い続けていた高国寺さんに
遂に行って参りました。





在りました!

新撰組の旗がはためいています。
誠の文字に心ざわめきます。

パチパチ写真を撮って
沢山旗の挿してあるお墓を見つけ
お参りさせていただきました。






戒名 「 勇生院頭光放運居士 」

近藤勇 昌宣 とも彫ってありました。

高国寺さんの方がお庭先で作業をしておられたので
お話をお聞きしてもようでしょうかとお願いしたところ
にこにこ快くお引き受け下さり
このお墓の由来の書いてある
プリントを下さいました。

お話をして下さったのは
高国寺さんの


米沢市鍛冶町4586
曹洞宗 

高国寺

西山信子さん。

以下
西山さんのお話と
プリントに書いてある解説を
おりまぜご報告致します。

....................................................................................................................


近藤 金太郎(米沢織物の中興の祖)


武蔵国入間郡金子村三ツ木(天正年間甲州より移る)
近藤茂右衛門( 百姓 )の三男として
天保11年( 1840 )3月5日に生まれております。

何故、金太郎が米沢に来たかというと
米沢の東町の産物問屋、藤倉富蔵が
上杉藩の命により織物技術者を雇い入れる為に
田島常右衛門を桐生につかわし
旧知の間柄であった金太郎を
呼び寄せた訳です。

金太郎は万延元年( 1860 )
正月3日米沢に旅立ち
藤倉富蔵宅にわらじを脱いでその後
近藤宝来屋( 旧今町 )を開き
財を築きます。

金子村の近藤家と
近藤勇の養家先( 天然理心流 近藤周助 )は
縁戚でもあった。

金太郎は自分の子供に
近藤勇にあやかって
長男に 勇太郎
四男に 勝太郎
と名前を付けております。


近藤勇が板橋の刑場で処刑された事を
たまたま商用で江戸に向かう途中板橋宿で聞き
さらし首にされた首を従兄弟である金太郎が
見兼ねて盗み出し持ち帰り
途中の荒川と隅田川の
合流する河原で首を焼き
10日間かけて米沢の近藤家の墓のある
高国寺に埋葬されたという事が
代々、近藤家に言い伝えられています。

勇の母方の従兄弟
金太郎の孫  利三郎 ( 覚書の著者 )



金太郎はこの時すでに
米沢で一代で財を築いていたので
袖の下を渡して
刑場にあった首を
こっそり
換えてもっらたのではないか...と
西山さんは仰っておられました。

旗の沢山建っているお墓は
大河ドラマ 「 新選組! 」
をきっかけに新しく建てたお墓で

本当に近藤さんの首が
眠っているとされる
お墓は
高国寺のお家の
すぐ傍にある



此方の方のお墓なのだそうです。

にこにこお優しい西山さんに
お茶をどうぞとお誘いを戴き
本堂の中へあげてもらいました。

お部屋の中には
幾つもの掛け軸があり
其の中の一つが !!!

平成11年にお堂を移す作業で
出てきた掛け軸。

大正元年の日付で
近藤金太郎から
近藤勇に寄せて
と記してあったそうです。

此れが出て来たので
まんざら嘘ではないのかもねえ
と西山さん。

この掛け軸

なんでも鑑定団の
伊藤先生
に鑑定して戴いたそうです。

観音様が柳の枝を持っていて
二人のきゃらこが居る絵(きらこだったかもしれません)
後ろの満月は仏の心を表していて
近藤さんが安らかに眠れるようにと
寄贈された

楊柳観音 ようじょうかんのん

と云う掛け軸だそうです。
描いたのは
上杉家お抱え絵師の方だとか。

鑑定の先生によりますと
高国寺で此れよりも
一番お宝なのは
お隣に飾ってある



此方の絵だそうで
室町時代の作品。


そんなお話をお茶をご馳走になりながら。


写真撮影と
ブログ掲載のお許しを得
お聞きした事を
忘れないように忘れないように
どきどきしておりました。

判らないことがあったら
お電話下さいねと
電話番号を教えて下さり
暖かくお話して下さいました。


毎年4月25日
近藤さんの命日
今年も近藤さんを慕う人達が
集まり法要が行われたそうです。


四日前です。(泣)

来たかったです。T T とほほ


西山さん
貴重なお話
本当に有難う御座いました。


.
.歴史の裏づけが
新しくわかって
変わってゆく
今日この頃。
現代の技術と才で
真実が
わかる日が来ますように
切に祈ります。
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ロマンス
ロマンチ
であります。^ ^
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あつ;

お寺のお隣が
「 やまなみ調剤薬局 」
だった事.....

恥ずかしくて
どうしてですかと
お聞き出来ず
帰ってきてしまいました;

ど....どうして....;



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